遠距離介護体験記 その3 老々介護の崩壊

前回書いたように、父が夜中に救急車を呼んで病院に運ばれてしまいました。老々介護の崩壊です。

母はひとりで生活することはできません。父が救急車に乗ったとき、夜中だというのにケアマネージャーが駆けつけてくれました。ここでも、介護事業者としては業務の逸脱だな…と思ってしまうのですが、公的サービスも地域の助け合いも混然一体という、田舎ならではの習慣に助けられる形になってしまいました。

父はただの腰痛ではなく、がんの転移だったことが判明しました。それを知ったケアマネの尽力で、母はすぐに緊急ショートステイに入所することができました。

このまま父が手術を受けて回復すればまた元通りになると思っていたら、手術は受けたくないとごねはじめ、また壁にぶつかってしまいます。自分だけでは説得できなかったので妹に来てもらいました。援軍を得て父もようやく手術を承諾してくれました。

これで何とかなるかも…と思った矢先、父は急性腎不全を併発し、がんの手術よりそちらの治療を優先することに。父の入院も長期戦になり、もう老々介護に戻るなど望めない状況となりました。

一難去ってまた一難の遠距離介護。続きはまた次号で!

遠距離介護体験記 その2 コロナ禍がやってきた

コロナ禍で、老々介護の父母を手伝うこともできなくなったかいわいスタッフS。
人の往来がなくなった分、田舎の結束はますます強くなり、この時期の父母を見守ってくれた近所の方々には本当に感謝しています。

近所の方だけではなく、ケアマネージャーやヘルパーさんたちも、公的サービスの枠を越えて助けてくれました。
東京で介護に携わる事業者としては、ここまでやったらいけないよな~という線を逸脱して助けてくださっていることに、申し訳ないやら、わが身を反省するやら。

それでも、こんなときに東京者が来たら困る、私たちでやるから! というご近所の気概(?)に押されて、息子の私はステイホームならぬステイ東京を続けたのです。

やっとコロナ禍があけた頃、久しぶりに帰省してみると、母の認知症はだいぶ進んでしまっていました。

それに加えて、父の腰痛もひどくなっていました。

そしてとうとう、父の腰痛が耐えられないほどになり、夜中に救急車を呼んで病院に運ばれてしまいました。老々介護の崩壊です…。

続きはまた次号にて。

遠距離介護体験記 その1

かいわいスタッフのSです。
コロナ禍の少し前から、遠距離介護を体験してきました。
一段落した今、経験を振り返ってレポートしていきたいと思います。
何回かに分けて投稿しますので、どうぞお付き合いください。

 

【その1 両親の老々介護】

離れて暮らす両親は、まず母の身体が弱ってきて、少しずつですが認知症の兆しも出てきました。一人息子(私ですが)は1~2か月に一度帰るのがせいっぱいで、母の介護は父にまかせっきりになりました。

父のほうも腰痛をかかえていたので、介護者も体調が万全ではないという、老々介護あるあるという状態でした。
父は母の認知症をあまり理解できず、だんだん自分のことがやれなくなる母を叱り飛ばしたりしていて、息子としてはかなり心配だったのですが…

それでも何とかなっていたのは、近所の結束が強い地域だったからだと思います。良くも悪くも田舎の濃密な人間関係、言い換えれば「おせっかい」が生きている地域で、公的なサービスも使っていたものの、それ以上にご近所さんの力が大きかったのです。
周りの人たちに助けられ、父も母も孤立することなく生活できていました。

そんなときにやってきたのがコロナ禍。
田舎なだけに、東京から息子が来るなんてもってのほか!という雰囲気になって、息子はもう時々の帰省すらできなくなったのでした。

以下、次号(笑)

 

白寿の温泉旅行にチャレンジ

こんにちは、久しぶりのブログです。要介護2の父と暮らすkaz です。
父が99歳の誕生日を迎え、白寿だ!お祝いしなくちゃ! ということで(本当は数えで昨年だったのですが)、温泉に行ってきました。
父が車に乗れるリミットは3時間。渋滞にはまったら大変なので、有給を取って平日昼間に出発です。ちょっと贅沢ながら、露天風呂付きの個室を予約して、宿には車椅子を手配してもらい、夕食も老人が食べやすいものをお願いして。電気毛布(夏なのに)と円座と歩行補助具は必須なので、荷物もてんこ盛り。いやいや、前準備多すぎでしょう。子どもが赤ん坊の頃の旅行を思い出しますね…
さて父はというと、大浴場はないのか?と不満そうで(ありますけどねー、男性の介助がなくちゃ無理でしょ)、豪華な食事は「何食べたっけか」と覚えてないし、観光は行けないし、楽しんだのかどうだか。
でも、車椅子でウロウロしていたせいか、宿の方も宿泊客の方もみんな優しく接してくれて、私としてはなんだかほっこりした旅行になりました。
来年はぜひ100歳記念を、、、できるかなー?

かいわいの窓にトリックアート出現

小金井かいわい事務所の大きな窓は、東京学芸大学こども未来研究所の学生さんたちによる壁画(マスキングテープによるアート作品)で彩られています

今回は、窓からクジラが飛び出すトリックアート。力のこもった作品をぜひご覧ください!

★東京学芸大学こども未来研究所:https://codomode.org/

これも老い支度? ドラム式、やめました

洗濯機、何を使っておられますか?
まだフルタイムで働いていた頃は、ドラム式洗濯機が強い味方でした。
でも、毎回乾燥フィルタを掃除していても、だんだん乾きが悪くなってしまいます。限界が来ると分解掃除を頼んでいましたが、けっこうな値段がします。内部が複雑なせいか時々故障もあり、7~8年ごとに買い替えて、3台目。また調子が悪くなってきましたが、もう4台目は買わないことにしました。

今回購入したのは縦型洗濯機と、乾燥機。
もう時代遅れなのでしょうか、大型の量販店には単体の乾燥機は置いておらず、どこへ行ってもドラム式をおすすめされてしまうので(笑)、ネットで購入しました。

そして脱ドラム式から2週間。快適です!
あれこれ一緒に洗ったあとで、乾燥機にかけたくないものだけ干して、残りを乾燥機へ。結局ドラム式の頃より早く終わりますし、フィルター類が単純なのでメンテナンスも楽です。ついでながら洗剤も安い(笑)。

忙しかった現役時代はさんざんお世話になったドラム式ですが、もう戻らなくていいな…と思う高齢者世帯なのでした。

乾燥機は高いところに置くと使いにくいので、50センチくらいの台の上に置いています

失敗しない温泉卵

高齢の父はこのところ食欲が落ちているので、何とかタンパク質を摂ってもらおうと、毎朝温泉卵を作っています。

以前は買ってきていたのですが、市販品は冷たいので、温かい温泉卵にしたくて、家で作ることにしました。
ネットで探すと、鍋に冷たい卵と熱湯を注いで蓋をして、とか、室温にした卵とお湯をカップ麺の容器に入れて、とか、水を入れて電子レンジでとか、色々なワザが出てきます。でもどれを試してもうまくいかず、ただの半熟卵だったりほぼ生卵だったり(笑)

で、ようやくたどり着きました。使うのは100円ショップの調理用温度計!

鍋に卵と水を入れて火にかけ、70度になったら火を止めて蓋をして放置。
その間に他の料理をしながら、思いついたときに温度を測り、65度以下だったらちょっと火にかけ、70度でストップ。
他の料理が終わったら(20分以上たったら)出来上がっています。

片手間で作れるのに、もう失敗なし。久々に買って良かったと思った100円グッズでした!

kaz

介護保険、申請しました(その5)

昨年、10月上旬に初めて父の介護保険の申請をしてから、年をまたいで、はや2月…。
ようやく要介護2という認定がおりました。やれやれ長かった。こんなに時間がかかる(こともある)ものなんだと、ちょっとびっくりです。

で、お役所がもたもたしている(?)間に、ベッドから起き上がるのに10分もかかっていた父がさっさと起きられるようになり、介護ベッドはもういいと言い出してレンタルを解約し、まだ外には行けないものの、家の中なら自由に移動できるように…
これもう要介護2じゃないでしょ。どうしましょう?

地域包括センターの担当者には、「やっと認定が下りましたし、年齢からいっても、すぐまた体調が悪くなるかもしれませんよ」と言われたので、次の更新申請までこのままにすることにしました。

まだ元気だから申請しなくてもいいかな…と思っている方、とりあえず申請してみることをおすすめします。申請から認定まで時間も手間もかかるので、本当に弱ってからだと大変かもしれません!

kaz