失敗しない温泉卵

高齢の父はこのところ食欲が落ちているので、何とかタンパク質を摂ってもらおうと、毎朝温泉卵を作っています。

以前は買ってきていたのですが、市販品は冷たいので、温かい温泉卵にしたくて、家で作ることにしました。
ネットで探すと、鍋に冷たい卵と熱湯を注いで蓋をして、とか、室温にした卵とお湯をカップ麺の容器に入れて、とか、水を入れて電子レンジでとか、色々なワザが出てきます。でもどれを試してもうまくいかず、ただの半熟卵だったりほぼ生卵だったり(笑)

で、ようやくたどり着きました。使うのは100円ショップの調理用温度計!

鍋に卵と水を入れて火にかけ、70度になったら火を止めて蓋をして放置。
その間に他の料理をしながら、思いついたときに温度を測り、65度以下だったらちょっと火にかけ、70度でストップ。
他の料理が終わったら(20分以上たったら)出来上がっています。

片手間で作れるのに、もう失敗なし。久々に買って良かったと思った100円グッズでした!

kaz

苦味を味わうシンプルゴーヤソテー

ゴーヤが美味しい季節ですね!
ゴーヤの苦味、お好きですか?

子育てしていた頃は、何とか苦味を減らそうと、薄く切って塩もみして水にさらして…        という調理をしていたのですが、高齢者世帯になってからは                                         「この苦味がいいのよねー」とばかり、面倒なことはしない派になりました。

ゴーヤは縦半分に切ったらタネと白いところをていねいに除き、                                       1センチくらいの幅に切ります。
油を熱したフライパンに並べて中火で焼きます。
少し焼き色がついたらひっくり返し、反対側も焼きます。
両面に焼き色がついたらお醤油を回しかけ、ざざっと混ぜながら少し炒めます。
お皿に取ったら削り節をかけてできあがり。

材料も少ないしコツも何もなし。
ゴーヤの苦味が好きな方、やってみてくださいね!

kaz

東京の田舎の、春の味

 

95歳の父が作る朝食、今日はこんな天ぷらでした。
近所の方からいただいた家庭菜園のアスパラ、西東京産のウドの葉、
庭で採ってきたタラの芽。
春の味覚です。私なら朝からこんなの絶対作りません(笑)。
どうしても早起きしてしまう父ならではということもありますが、
私ならウドの葉なんて捨てていますし。
そして、これを見て思い出したのが、小金井の四季を写した写真集、
「東京の田舎の日曜日」。
季節の変化に気づける環境は、ちょっとした贅沢ですね。
kaz

花山椒の季節

友人から花山椒をいただきました。
実山椒と違って、今の季節だけのもの。
貴重品ですから大事に使わなきゃ。
ウナギは高いので穴子を買ってきました。
電子レンジであっためて、炊きたてのご飯にのっけます。
そこに刻んだ花山椒をのっけます。
90代の父はそのままでは食べにくいので、お出しを添えて、だし茶漬けにしてみました。
ご飯はお茶漬けにすることが多いのですが、
それでお腹がいっぱいになるとおかずをあまり食べない父。
海苔や梅干しだけでは栄養不足になりそうなので、だし茶漬けはいいですね。
旬の花山椒の香りでさらっと完食してくれました。
kaz

旬の春ワカメ

知り合いからワカメが送られてきました。
90代の父と同居する前は、ワカメは戻しすぎず歯ごたえを残して、、、                            という料理法でしたが、それだと父は喉につかえるようなのです。
喉に張り付くというか、食道で止まってしまうというか、よくは分からないのですが、        とにかく苦しそうに水をがぶ飲みしているので、何とかしなくちゃ。
そこで最近はワカメはタタキで出すようにしています。
タタキといっても焼くわけではなくて、まな板に広げて、包丁でタンタンと叩くのです。     ワカメが傷だらけになったら(ごめんね)一口大にカットし、ポン酢醤油をかけてしばらく      放置。するとちょっと粘りが出てくるので、よく混ぜてからしらすなどをトッピングして     出来上がり。
ワカメが飲み込みにくいなんて、同居するまで気づきませんでした。                               そばにいないとわからないことって多いものですね。
kaz

94歳父の朝食

こんにちは、kazです。
かいわいブログのスタートおめでとうございます。

小金井かいわいも今年で25年目、
設立準備のお手伝いをしていたころ、子育て真最中だった私が
今では3人の孫がいるおばあちゃんです。
時の流れは速いですね。

結婚以来20年、小金井市で暮らしていましたが
今は隣市の実家で

94歳の父と同居中です。

写真は今日の朝食ですが
これを作ったのは父なんです。

なんてことのない朝食のようで、
・焼きたてパン(ホームベーカリーを使用)
・手づくりぬか漬け
・手づくり梅干し(写ってませんが)
・特製サラダ(父が庭で育てたレモンで味付け)
・具沢山スープ(朝4時から煮込んでます)
というラインナップ。
いや、私にはとてもできません。

毎朝、ごはんできたよって父に起こされる60代の私っていったい…(笑)

でも、高齢者には自分でできることはやってもらって
できるだけ手伝わない、というのがヘルパー心得だと
言い訳しながらありがたく食べています。

父の作る料理は高齢者でも食べやすいものなので
ひとつレシピを紹介しますね。

<オレンジとベビーリーフのサラダ>
(1)オレンジは皮をむいてひと房ずつにわけ、洗ったベビーリーフと混ぜる。
(2)オリーブオイル、塩、レモン汁をかけてよく混ぜ、ベビーリーフがしんなりするまでしばらく置く

パリパリの野菜より、しんなりしたほうが食べやすいようで
ドレッシングで漬け込んだような感じにするのがポイント。
手先を使うと老化防止になるので、オレンジの皮をむくような料理はできるだけ父にやってもらいます(また言い訳)

洋風のスープを煮込むのにこれかい!とツッコミながら、洗い物は私。