かいわいスタッフのSです。
コロナ禍の少し前から、遠距離介護を体験してきました。
一段落した今、経験を振り返ってレポートしていきたいと思います。
何回かに分けて投稿しますので、どうぞお付き合いください。
【その1 両親の老々介護】
離れて暮らす両親は、まず母の身体が弱ってきて、少しずつですが認知症の兆しも出てきました。一人息子(私ですが)は1~2か月に一度帰るのがせいっぱいで、母の介護は父にまかせっきりになりました。
父のほうも腰痛をかかえていたので、介護者も体調が万全ではないという、老々介護あるあるという状態でした。
父は母の認知症をあまり理解できず、だんだん自分のことがやれなくなる母を叱り飛ばしたりしていて、息子としてはかなり心配だったのですが…
それでも何とかなっていたのは、近所の結束が強い地域だったからだと思います。良くも悪くも田舎の濃密な人間関係、言い換えれば「おせっかい」が生きている地域で、公的なサービスも使っていたものの、それ以上にご近所さんの力が大きかったのです。
周りの人たちに助けられ、父も母も孤立することなく生活できていました。
そんなときにやってきたのがコロナ禍。
田舎なだけに、東京から息子が来るなんてもってのほか!という雰囲気になって、息子はもう時々の帰省すらできなくなったのでした。
以下、次号(笑)